VPNに接続するとき、「どの国のサーバーを選べばいいのか」で悩んでいませんか?
VPNは接続先のサーバーがある国の法律・規制の影響を受けます。プライバシーを重視したい、動画をストリーミングしたい、速度を優先したいなど、目的によって最適な国は異なります。
この記事では、プライバシー保護・通信速度・コンテンツの充実度の3つの観点から、接続先としておすすめの国・おすすめできない国を解説します。
どのVPNを使うかで接続できる国が変わる
接続できる国を選ぶ前に、VPNサービス自体がその国にサーバーを持っていなければ接続できません。
おすすめのVPNサービスは、プライバシー保護から動画視聴まで幅広く対応し、日本語サポートもあるNordVPNとExpressVPN です。![]()
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| 項目 | NordVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| サーバー設置国数 | 111カ国 | 105カ国 |
| スイス・アイスランドに接続できる | ◯ | ◯ |
| ストリーミング対応 | ◯ | ◎ |
| 日本語サポート | ◯ | ◯ |
| 月額(2年払い) ※為替やセール等で変動します | 約500円~ | 約700円~ |
VPN接続するのにおすすめの国
プライバシー保護を重視するなら
国によってはISP(インターネット・サービス・プロバイダー)やVPNプロバイダーに、通信ログの保存が義務付けられており、政府や警察はそのログを参照できます。
一方、以下の国はデータ保持義務がないため、真のノーログポリシーを実現できます。
| 国 | 特徴 |
|---|---|
| スイス | EU域外で独自のデータ保護法。監視同盟非加盟(5/9/14 Eyes) |
| アイスランド | 強力なプライバシー法。監視同盟非加盟 |
| ルクセンブルク | EU内で最もプライバシー法が厳格な国のひとつ |
| パナマ | データ保持法なし。NordVPN本社所在地 |
| ルーマニア | EU域内だがデータ保持法を廃止 |
| セーシェル | 島国で監視同盟の管轄外 |
アイスランドに注目
プライバシー保護というとスイスというイメージがありますが、最近の政権は方針転換をして規制が強まってきています。
代わりに注目されているのが、アイスランドです。
NordVPNは、パナマ本社・アイスランドの両方にサーバーを持っており、プライバシーを最優先したい場合に適しています。
通信速度を重視するなら
VPN接続をすると、基本的には通信速度が低下します。
安定した通信速度を出すには、物理的に距離が近いことと、通信インフラが整備されていることが必要です。その点からは、下記の国がおすすめです。
- 日本、韓国:最も近い
- アメリカ、カナダ:大容量インフラ
- ドイツ、オランダ、スイス、フランス、イギリス:欧州主要国
- シンガポール:アジアのハブ
日本から接続するならば、まず上記の国を試し、プライバシーを重視するならばアイスランド、という組み合わせが最適です。
NordVPNは、日本国内、アジア、欧州すべてに豊富なサーバーを持っています。
動画・ストリーミングコンテンツを視聴するなら
地域制限のあるコンテンツを使用したい場合、コンテンツが豊富な国のサーバーに接続します。
ただし多くのストリーミングサービスはVPNをブロックしているため、VPN接続したとしても閲覧できるかどうかの保証はありません。
コンテンツが豊富にある国をご紹介します。
アメリカ
世界最大のコンテンツ市場。
- Netflix US、Hulu、Max、Disney+、Peacock、Paramount+
- NFL、NBA、MLBなどのスポーツ
イギリス
BBCなど国内限定の質の高いコンテンツが豊富。
- BBC iPlayer、ITVX、Channel 4、Sky Go
カナダ
アメリカとは異なる独自コンテンツ。
- Netflix Canada、Crave、CBC Gem
ドイツ・フランス
欧州のドキュメンタリーや映画に強い。
- ZDF、ARD Mediathek、Canal+
韓国
K-POP・韓国ドラマなど。チケッティング目的での利用も多い。
- Wavve、TVING、Netflix Korea
日本(海外から日本コンテンツを視聴)
- ABEMA、FOD、U-NEXT、Hulu Japan
確実に視聴できる保証はありませんが、ExpressVPNはVPNブロック回避に特に強いと言われています。
VPN接続するのにおすすめできない国
VPN規制が厳しい国
以下の国ではVPN利用自体がリスクになります。接続先として選ばないよう注意してください。
| 国 | 規制内容 |
|---|---|
| 中国 | グレートファイアウォールにより主要VPNがほぼブロック。規制当局の匙加減で逮捕される例も |
| ロシア | 2017年以降VPN使用を制限。規制は年々強化されている |
| イラン | 政府許可のVPNのみ使用可能。無許可は罰則あり |
| 北朝鮮 | インターネット自体が政府管理下。事実上不可能 |
| トルコ | 特定サイトのブロック回避目的でのVPN使用は違法 |
| UAE | VoIP、ギャンブル等の回避目的は違法。厳しい罰則 |
| ベラルーシ | TorおよびVPNの使用を禁止 |
| イラク | テロ対策を名目にVPN禁止 |
| エジプト | 多くのVPNサービスがブロック |
スパイ監視同盟加盟国(5/9/14 Eyes)
以下の国に拠点を置くVPNプロバイダーは、政府からの要求によりログを提出する可能性があります。
| 同盟 | 加盟国 |
|---|---|
| 5 Eyes | アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド |
| 9 Eyes(追加) | デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー |
| 14 Eyes(追加) | ドイツ、ベルギー、イタリア、スペイン、スウェーデン |
プライバシーを優先する場合は、これらの国に拠点を持たないVPNプロバイダーを選ぶことが重要です。
NordVPNはパナマ、ExpressVPNはイギリス領ヴァージン諸島に本社を置いています。
目的別おすすめVPNサービスの比較
まとめ:VPN接続におすすめの国
| 国名 | プライバシー | 速度 | コンテンツ | 監視同盟 |
|---|---|---|---|---|
| スイス | ◯ | ◯ | ||
| アイスランド | ◯ | |||
| ルクセンブルク | ◯ | |||
| パナマ | ◯ | |||
| ルーマニア | ◯ | |||
| アメリカ | ◯ | ◯ | ✕ | |
| カナダ | ◯ | ◯ | ✕ | |
| 日本 | ◯ | ◯ | ||
| 韓国 | ◯ | ◯ | ||
| ドイツ | ◯ | ◯ | ✕ | |
| フランス | ◯ | ◯ | ✕ | |
| イギリス | ◯ | ◯ | ✕ | |
| シンガポール | ◯ |
プライバシーを最優先するならば、スイスかアイスランドとなります。
動画ストリーミングを楽しむなら、アメリカやイギリスとなるでしょう。
日本以外での速度重視なら、韓国やシンガポールが選択肢となります。
NordVPN:プライバシー重視、コスパ最優先に
- パナマに本社(監視同盟外、データ保持法なし)
- 111カ国6,000台以上のサーバーを保持
- スイス、アイスランド、ルーマニアなどプライバシー優先国のサーバーあり
- ノーログポリシーを第三者機関が監査済み
- Threat Protection(広告・マルウェアブロック)機能内蔵
- 月額約500円〜(2年プラン)
こんな人におすすめ
- プライバシーを最重視したい
- コストを抑えたい
- 日常的な通信保護に使いたい
ExpressVPN:ストリーミング、速度を最優先に
- イギリス領ヴァージン諸島に本社(監視同盟外、データ保持法なし)
- 105カ国3,000台以上のサーバーを保持
- Netflix、Hulu、BBC iPlayerなどのブロック回避に特に強い
- 独自プロトコルで速度が速い
- 月額約700円〜(2年プラン)
こんな人におすすめ
- 速度を重視する
- スポーツやライブ配信を海外から視聴したい
- 地域制限を回避したい(確実ではない)
