Blueskyのブロック情報は全公開なので注意!ブロックした・されたかの確認方法

メッセージング・SNS

Blueskyのブロック情報は全公開なので注意!ブロックした・されたかの確認方法

2024年10月20日

このページには広告が含まれています

Xがブロックの仕様を変更したことに伴いBlueskyへの移行を検討している人が増えていますが、BlueskyはX以上に不便かもしれません。この記事ではBlueskyの分かりにくいブロック・ミュートの仕様を、詳しく解説しています。

ポイント

  • Blueskyでは何が公開されて、何が非公開か
  • ブロック、ミュート、モデレーションリストの詳細
  • 自分がブロックされているかの確認方法

Blueskyのブロックの仕組みはややこしい

Blueskyのブロック、ミュート、モデレーションリストについて、詳しく解説します。

Blueskyの紹介 1

Blueskyとは

Bluesky(ブルースカイ)」とは、X(Twitter)によく似た見た目の、分散型SNSです。

Twitterの創業者の一人である、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏によって立ち上げられました。

昔のTwitterに似ていますが、開発思想は異なっており、ユーザーにデータの所有権を持たせ、分散して管理することを目的としています。これにより、特定の企業や管理者に依存せずに、ユーザーが自由に運用することができます。

2024年10月現在、Xのブロック仕様の変更に伴い、移行先としてユーザー数が急増しています。

Blueskyで公開される情報

Blueskyの仕様はXと大きく異なっているので、Xから移行しようとしているユーザーは、一度落ち着いて考える必要があります。もしかしたらXの方がマシだったということになるかもしれません。

Blueskyで公開される情報、非公開の情報は以下のようになっています。(参考:Data Privacy

  • Blueskyで公開される情報
    • 投稿
    • いいね
    • ブロック
    • ミュートリスト(モデレーションリスト)
  • 公開されない情報
    • ミュート
    • ミュートリスト(モデレーションリスト)の登録

と言ってもよく分からないですよね。以下で詳しく解説します。

誰をブロックしたかは全て公開される

Blueskyでは、誰が誰をいつブロックしたかという情報は、全て公開されています。

公式アプリ上では見ることはできませんが、APIを使って情報を取得することができます。

そのため、第三者ツールによって、まとめて閲覧することが可能となっています。

この辺は、APIが自由に使えた昔のTwitterに似ているかもしれません。

ミュートは公開されない

ブロックしたかどうかを公開したくないという場合は、ミュートを使いましょう。

誰をミュートしたかという情報は非公開です。

ミュートリスト(モデレーションリスト)とは?

ややこしいのはミュートリストです。

ミュートリストとは公式で使われている言葉ですが、途中で変わったのでしょうか、現在は「モデレーションリスト」となっていると思います。

モデレーションリストとは、ミュート・ブロック用のユーザーリストのことです。モデレーションリストを使って、一括してミュート・ブロックすることができます。各ユーザーは、自由にモデレーションリストを作成することができます。

Blueskyのモデレーションリスト 1

これにより、誰かが作成した「ブロック推奨リスト」のようなものを登録しておくと、そのリストが更新される度に、自動的に自分のミュート・ブロックにも反映されるということになります。

作成したモデレーションリストは公開されますが、どのモデレーションリストを登録したのかという情報は非公開です。

Blueskyのモデレーションリスト 2

モデレーションリストをブロック登録した場合は、ブロックの仕様により公開されることになりますが、ミュート登録であれば分からないということになります。

まとめると以下のようになります。

  • 作成したモデレーションリスト:公開
  • モデレーションリストをブロック登録:公開
  • モデレーションリストをミュート登録:非公開

非公開アカウントはない

ここまで聞くと、もう面倒だ全部非公開にしよう!と思うかも知れませんが、Blueskyに非公開アカウント(プライベートアカウント、鍵アカウント、鍵垢)はありません。

ログインしているユーザーにしか見れないようにする、という機能はあるのですが、アカウントの非公開とは異なります。

Blueskyにプライベートアカウントはない

情報は全て公開されており自由に利用できる、というのがBlueskyの基本方針なので、特定のユーザーだけとやり取りしたいという方には向いていないかと思います。

ちなみに生成AIに対しても同じスタンスなので、自分の投稿をAI学習に利用されたくないという方にも向いていません。

Blueskyのブロックの確認方法

自分が誰をブロックしているか、誰からブロックされているかの確認方法をご紹介します。

Blueskyの紹介 2

ブロックする方法

あるユーザーをミュート・ブロックしたい場合は、ユーザー名の横の「⋯」から、「アカウントをミュート」または「アカウントをブロック」します。

Blueskyのブロック登録 1

ブロックをすると、そのユーザーの投稿やアカウント名は、フィードや検索に表示されなくなります。

また相手も、投稿内容を見たり、返信したりすることができなくなります。

Blueskyのブロック登録 2

ただ見れないと言っても、回避する方法はいくらでもあるのは、Xと一緒です。

どうしても見られたくないのであれば、鍵垢にする必要がありますが、Blueskyに鍵垢はありません。

ブロックしたユーザーの確認方法

自分がブロックしたユーザーを確認するには、「設定」から「モデレーション」を選択します。

Blueskyのブロック確認 1

「ブロック中のアカウント」を選択します。

Blueskyのブロック確認 2

ブロックされているかの確認方法

自分がブロックされているかを確認するには、主に2つの方法があります。

まず、相手のプロフィールを開けば「あなたをブロックしているユーザー」と表示されていることで確認できます。

Blueskyのブロック確認 3

ただそれだと、いちいち開かないといけないので大変ですよね。

CLEARSKY」のようなサービスを使うと、ユーザー名で検索して、誰からブロックされているかを確認できます。

CLEARSKY 1

ちょっと分かりにくいのですが、右のタブから、以下のことが確認できます。

  • 誰からブロックされているか
  • 誰をブロックしているか
  • どのリストに含まれているか
  • 投稿履歴
CLEARSKY 2

リアルタイム反映ではなく、どの程度の間隔で更新されているのかは分かりませんが、少なくとも1日に1回は更新されているようです。

まとめ Blueskyのブロックの仕様とは

ポイント

  • 誰が誰をブロックしたのかという情報は全て公開される
  • 公式アプリでは確認できないが、外部ツールで確認可能
  • ミュートした情報は非公開
  • 作成したモデレーションリストは公開される
  • どのモデレーションリストを登録したかは非公開
  • モデレーションリストをブロック登録すると、ブロック情報として公開される
  • モデレーションリストをミュート登録しても、ミュート情報は非公開
  • アカウント自体を非公開とすることはできない

おすすめ記事

【2024年版】目的別おすすめVPNサービス 1

毎日いろいろなVPNアプリを検証している管理人が、これはいい!と思ったサービスを、目的別にご紹介します。すべて自信を持っておすすめできます。 ポイント 有料のおすすめVPNサービス 無料のおすすめVP ...

-メッセージング・SNS
-