テレグラムは日本語に対応していませんが、非公式ツールを使うことで、表示言語を日本語化することができます。この記事ではテレグラムを日本語化する方法について、画像を用いてわかりやすく解説しています。また、日本語で検索できないなどの注意点についても合わせて解説しています。
テレグラムを日本語化する方法
テレグラムをインストールする方法、日本語に変更する方法、メッセージを翻訳する方法について解説します。
テレグラムのインストール
テレグラムは、下記からダウンロードすることができます。
- App Store(iPhone、iPad)
- Play Store(Android)
- 公式サイト(Windows、macOS、Linux)
初回のアカウント登録時に電話番号が必要となり、SMS認証がおこなわれます。
電話番号は、国番号を付ける必要があるので「090-1234-5678」の場合は「+81-90-1234-5678」のようになります。「090」の最初の0が落ちていることにご注意ください。
公式の日本語版はある?
テレグラムは、日本語に対応していません。
言語設定は、「Settings」-「Language」から確認できます。
公式で約30言語から選ぶことができるのに、日本語がないのは悲しいことです。ユーザー数が少ないのでしょうか。
メニューを日本語化する方法
テレグラムは公式では日本語対応していませんが、非公式の日本語化パックをインストールすることで、メニュー表記を日本語化することができます。
iOS、Android、Windowsで試しましたが、方法はほぼ同じです。若干画面レイアウトやメッセージが異なるところがありますが、なんとなく従っていただければ大丈夫です。
- テレグラムアプリをインストールする
- ブラウザで「https://t.me/setlanguage/ja-beta」を開く
- 「Telegramアプリを起動しますか?」のようなことを聞かれれるので「続行」をタップする(OSによっては聞かれない)
- 「日本語化しますか?」のようなことを聞かれるので「Change」をタップする
「設定」-「言語」に「日本語(beta)」が追加され、メニュー表記が日本語化されます。
日本語化パックをアンインストールしたければ、長押しして「削除」すれば大丈夫です。
メッセージを日本語に翻訳する方法
上記の日本語化パックは、メニューが日本語化されるだけです。英語で送られたメッセージは英語のままです。
これを翻訳するには、「設定」-「言語」の「翻訳ボタンを表示」をオンにして、「翻訳しない言語」を「日本語」だけにします。
メッセージをタップすると「翻訳」が表示されています。
「翻訳」をタップすると自動翻訳されます。
一つ一つ翻訳するのは面倒だという場合は、プレミアムプランが必要となります。値段はOSにより異なりますが、500~650円/月程度です。
日本語化したテレグラムの使い方?
テレグラムの日本語検索と、日本語グループについて解説します。
日本語検索が効かない?
せっかくメニューが日本語化されたのに、テレグラムは日本語での検索が機能しないようです。
例えば「日本」で検索しても、検索結果は0件です。
「japan」で検索すればヒットします。
本来であれば「日本」でもヒットするはずです。
検索語の末尾に「、」「。」「.(ピリオド)」などを入力すると、見つかることがあります。
英語などと異なり、日本語はスペースによって単語が区切られないので、認識ができないようです。それが句読点をつけることで、識別できるようになるようです。
しかし「日本、」で検索しても「日本語」にヒットしないなど、前方一致もしないので、テレグラムの日本語検索は使えないと割り切ってしまったほうが良いでしょう。
ちなみに、テレグラムは2013年から開発されており、10年以上経ってもこんな基本的な問題が放置されているところを見ると、日本人ユーザーは本当に少ないんだと思わされます。
日本語のおすすめグループは?
日本語化もできたところなので、日本語でやり取りをしているグループに参加してみたいところです。
テレグラムの日本語のおすすめグループ(チャンネル)は……ありません!
そもそも日本人が少なすぎます。活動しているのは暗号通貨コミュニティくらいでしょうか。
全般的に、暗号通貨やメタバースなど、新しい技術を好む人が集まっています。ただ最新情報が欲しいならば、英語のグループに参加するべきでしょう。上記の翻訳機能を使えば、なんとかなります。
現状では、大きなグループに参加するよりは、個人的なやり取りでの使われ方が多いようです。