VPNとUrleBirdでTikTokを匿名で見る方法

TikTokを見たいけど、ログインしたくないし、痕跡を残したくない、という場合に便利なサービスが「UrleBird」です。UrleBirdは、ブラウザ上でTikTok動画を見ることができる非公式サイトですが、その運営はTikTok以上に危険と見るべきです。そのため、VPNや広告ブロッカーを併用するとよいでしょう。

UrleBirdとは

UrleBirdの概要と、TikTok公式サイトとの違い、危険性について解説します。

UrleBirdの概要

「UrleBird」とは、TikTokの動画をブラウザ上で閲覧できる、非公式サイトです。

TikTokアカウントでログインすることなく、ユーザー名やハッシュタグでの検索、動画の閲覧、ダウンロードをすることができます。

TikTokの公式サイトでも見れるけど・・・

ブラウザ上でTikTok動画を見るだけであれば、TikTokの公式サイトでも可能です。

ブラウザで「https://www.tiktok.com/」を開くだけです。

アカウントのログインも必要ありません。ユーザー名やハッシュタグでの検索もできます。

しかし公式サイトの場合は、以下のような問題があります。

ログインを強要してくる

一応ログインなしで見ることはできますが、事あるごとにログインを促してくるので、面倒に感じることがあります。

アプリを強制的に開く

スマホにTikTokアプリがインストールされている場合は、リンクを開くと、ブラウザではなくアプリが起動してくる場合があります。

回避することも可能ではありますが、それも面倒に感じるかもしれません。

ダウンロードできないことがある

動画の投稿者がダウンロードを禁止にしている場合は、ブラウザ上でもダウンロードすることはできません。

またブラウザの種類によっては、そもそもダウンロードできない場合もあります。

ウォーターマークが入る

動画をダウンロードできる場合でも、その動画にはTikTokのウォーターマーク（ロゴの透かし）が入ります。

中国に情報が伝わる

TikTokは中国のバイトダンス（ByteDance）社によって運営されています。

中国に情報が伝わるのは避けたいと思う場合もあるでしょう。

アプリにログインしていないだけマシではありますが、ブラウザのフィンガープリントからも十分に個人の識別が可能です。

アクセスブロックされる可能性がある

TikTokは、様々な理由でアクセスがブロックされることがあります。

オーストラリアでは16歳以下のSNSが禁止されましたし、アメリカでは中国企業であるという理由から、アメリカ企業への売却か、アメリカでの事業停止を求められています。

日本でも企業や学校のフィルタや、ペアレンタルコントロールによってブロックされていることがあります。

Urlebirdのメリット

TikTok公式ではなく、UreleBirdを利用するとできることをご紹介します。

ブラウザだけで閲覧できる

UreleBirdを利用すれば、アプリを利用することなく、ブラウザだけで閲覧できます。

PCでもスマホでも可能です。

ログインを強要されることもありません。

バイトダンスに情報が伝わらない

UreleBirdを経由することで、バイトダンスに情報が伝わることを避けることができます。

ウォーターマークなしにダウンロードできる

UreleBirdを利用すると、投稿者が禁止にしているものも含めて、全ての動画をダウンロードすることができます。

また、ウォーターマークも入りません。

アクセスブロックを回避できる

TikTokへのアクセスがブロックされたり、ストアからアプリがダウンロードできなくなった場合でも、UreleBirdを利用すれば引き続き閲覧できる可能性があります。

さらにVPNを組み合わせると、ブロックを回避できる可能性が高まります。

UrleBirdの危険性

UrleBirdにはデメリットというよりも、危険性がありますので、利用には注意が必要です。

UrleBirdには情報が伝わる

UrleBirdを経由することで、バイトダンスには情報が伝わりませんが、Urlebirdには伝わることになります。

UrleBirdの運営者の実態は不明で、むしろバイトダンスより危険と言えるかもしれません。

そのため、VPNや、高いセキュリティ機能を持つブラウザを使用することが推奨されます。

広告が表示される

UrleBirdには、多くの広告が表示されます。

快適に閲覧するためには、広告ブロックがほぼ必須となるでしょう。

マルウェアに感染する恐れがある

広告だけでなく、悪質なマルウェアを配布しているという情報もあります。

セキュリティの高いブラウザや、拡張機能によって、保護することが必要です。

著作権やプライバシー侵害の恐れがある

UrleBirdでは、投稿者の設定を無視して動画をダウンロードすることができるので、著作権やプライバシーを侵害する恐れがあります。

ご利用は自己責任にてお願いします。

UrleBirdの安全な使い方

UrleBirdの基本的な使い方と、おすすめのVPN、広告ブロック、ブラウザについてご紹介します。

基本的な使い方

TikTokと言えば、関連動画が次々と流れてくる操作性が魅力ですが、UrleBirdには「フィード」「フォロー」「FYP」というような概念はありません。

そのため、以下のような使い方が基本になるのではないかと思います。

1. ハッシュタグで検索する
2. 気に入ったユーザーを見つける
3. ユーザーページで動画を一つ一つ見る
4. 必要であればダウンロードする

動画を見るには、ブラウザで「https://urlebird.com/」を開くだけです。

「TikTokプロフィールを検索」と書かれていますが、ハッシュタグでの検索もできます。

英語版では「Search @user or #hash」と書かれています。

「MORE VIDEOS @XXXX」をタップすれば、そのユーザーの他の動画が表示されます。

「DOWNLOAD」をタップすれば、ウォーターマークなしでダウンロードすることができます。

おすすめのVPN

UrleBirdを安全に利用するためには、VPNを併用するとよいでしょう。

おすすめのVPNは、業界でも最高峰のプライバシー保護機能を持つNordVPNです。

VPN接続する国は、迷うのであれば、スイスかアイスランドあたりが良いのではないかと思います。

広告ブロック

広告ブロッカーについては、いくつか試しましたが、だいたいどれを使ってもほとんどの広告を除去できました。

一部の広告は残ることがありますが、それほど邪魔にはならないのではないかと思います。

ブラウザ

プライバシーを保護するのであれば、ブラウザも重要です。

最近は、「Firefox + uBlock Origin」か「Cromite + Adblock Plus」が気に入っています。

UrleBirdのまとめ