CamScannerの安全性は? 無料の代替アプリはある?

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CamScannerの安全性は? 無料の代替アプリはある?

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CamScannerは、スマホのカメラで文章を撮影するだけで、pdfに変換してくれる便利なアプリですが、中国企業ということもあり、安全性が気になるという方も多くいます。この記事では、CamScannerの代わりに使えるスキャンアプリを、6つご紹介いたします。

ポイント

  • CamScannerの概要
  • CamScannerは危険?
  • CamScannerの代替アプリ 6選

CamScannerの安全性

CamScannerの概要と、何が危険と言われているのかについて解説します。

スマホのスキャナー 1

CamScannerとは

「CamScanner」とは、スマホのカメラを使って文章をスキャンし、PDFやJPG形式で保存できるアプリです。

OCRによるテキスト認識、画像の補正・編集、クラウドストレージとの連携機能なども備えています。

類似アプリはたくさんありますが、おそらく一番有名なものです。

どこの国の会社?

CamScannerは、中国の上海を拠点とした、INTSIG Information社によって開発されています。

同社はCamScannerの他に、名刺管理アプリの「CamCard」等も開発しており、OCR技術を得意としています。

アプリの性格上、名刺、領収書、契約書、身分証明書などの重要種類を読み取ることになるので、中国企業であることが懸念されることもあります。

トロイの木馬なの?

2019年に、Android版のCamScannerにおいて、トロイの木馬型のマルウェアが含まれていることが発覚しました。

これは、CamScannerが使用していたサードパーティ製の広告SDKに含まれていたもので、すぐに修正対応をした後、再公開されました。

悪意はなかったものと見れられています。

勝手に有料になった?

CamScannerは無料で使用することもできますが、有料のプレミアムプランを備えています。

特にAndroid版の場合、画面をよく確認しないと、プレミアムプランの3日間の無料お試し版という形で使用することになります。

この場合、3日を過ぎると、自動的に課金されることになるので注意が必要です。

CamScannerの料金プラン

解約するには?

CamScannerの公式サイトではなく、ストアで課金をしたならば、解約するのは簡単です。3日以内に解約すれば、料金も発生しません。

iOS

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「自分の名前」をタップする
  3. 「サブスクリプション」をタップする
  4. アプリを選択し、キャンセルする

Android

  1. 「Play ストア」アプリを開く
  2. 右上の「プロフィールアイコン」をタップする
  3. 「お支払いと定期購入」をタップする
  4. 「定期購入」をタップする
  5. アプリを選択し、キャンセルする

料金

CamScannerは無料でも利用できますが、透かしが入ったり、広告が表示されたりします。

有料のプレミアムプランを契約することで、透かしや広告が非表示になる他、様々な追加機能を利用できるようになります。

料金は以下のとおりです。

1年目2年目以降
iOS3,400円12,000円
Android2,599円3,599円

iOSとAndroidで、1年目はそんなに違いませんが、2年目は大きく異なります。

個人的には、悪意があるとまでは言いませんが、お行儀はよくないアプリだという感想です。

安全性の高いCamScannerの代替アプリとは

CamScannerの代替アプリを6つご紹介します。

スマホのスキャナー 2

CamScanner

比較のために、CamScannerでスキャンした結果をご紹介します。

たまたま手元にあった取扱説明書を、雑にスキャンしたものです。

手前からカメラで撮影したので、奥の方がブレています。本当は傾いて台形になっているのですが、補正してくれました。

細かく調整すれば、もっと見やすくなると思うのですが、比較のためにデフォルトのままとさせていただきます。

CamScannerでのスキャン

Adobe Scan

Adobe Scanは、流石PDFの総本山だけあって、かなり鮮明にスキャンできます。

無料で使用できますが、有料プランを契約することで、様々な機能を使用できるようになります。

ただし、Acrobat StandardやAcrobat Proに含まれているので、Adobe Scan単体で購入するという方は少ないのではないかと思われます。もちろん、Creative Cloudのコンプリートプランにも含まれています。

Adobe Scanでのスキャン

Microsoft Lens

Microsoft Lensに有料プランはなく、全て無料で利用できます。

ちょっと不鮮明になりましたが、ちゃんと調整すればマシになると思います。

最初のプライバシーポリシーの確認画面が面倒なくらいで、余計な機能がない分、結構いいのではないかと思います。

Microsoft Lensでのスキャン

Googleドライブ

Googleドライブにも無料で使えるスキャン機能が備わっています。

撮影条件は同じなのですが、かなり暗くなってしまいました。

こちらも調整をすればマシになると思います。

Google Driveでのスキャン

Genius Scan

Genius Scanは、余計なことをしない、シンプルで使いやすいスキャンアプリです。

無料プランだとクラウドストレージと連携しないので、一旦ローカルに保存する必要があり、少し手間にはなります。しかしその分、勝手にどこかにアップロードされることはありません。

プライバシー保護を重視する方におすすめです。

Genius Scanでのスキャン

Notebloc

Noteblocは、怒涛の広告表示でまともに使えず、一瞬でアンイストールしてしまいました。おすすめしません。

画像が斜めになっていますが、本来であればこうなっているはずで、他のアプリは自動補正をしてくれています。

Noteblocでのスキャン

Scanner Pro(Readdle)

今回圧倒的に高品質だったのが、「Scanner Pro」です。

ただし無料プランの場合、透かしが入ります。

iOSのみで、Androidでは利用できません。3,400円/年です。

Readdle Technologies社はウクライナの会社で、個人的には、中国のCamScannerに課金をするのであれば、まだこちらの方がいいのではないかと思います。

Scanner Proでのスキャン

CamScannerの安全性と代替アプリのまとめ

ポイント

  • CamScannerは安全?
    • 2019年にマルウェア騒動があったが現在は修正されている
    • 中国系の企業なので、個人情報や機密情報を預けるには懸念がある
    • 課金への誘導が激しい
    • あまりおすすめしない
  • CamScannerの代替アプリ
    • Adobe系ユーザー: Adobe Scan
    • とりあえず使えればいい: Microsoft Lens
    • プライバシー重視: Genius Scan
    • 品質重視: Scanner Proに課金(iOSのみ)

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