無料版でも通信量無制限!Proton VPNの使い方

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無料版でも通信量無制限!Proton VPNの使い方

2024年8月16日

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無料VPNサーバーは通信速度が遅いのが当たり前、という常識を覆すのが、Proton VPNです。Proton VPNは、匿名性が高く、高性能なVPNサービスとして知られてますが、無料プランが充実していることも特徴です。この記事では、Proton VPNのプランの違いと、無料版の使い方について、わかりやすく解説しています。

Proton VPNの有料版と無料版の違い

Proton VPNの安全性と、プランの違い、使い方の注意点について解説します。

Proton VPN

Proton VPNとは

Proton VPN」は、スイスに拠点を置くProton AGが提供しているVPNサービスです。

Proton AGは、「Proton Mail」という暗号メールサービスを提供していることで知られていましたが、2017年以降は、VPNやストレージなど、総合的なデータ保護サービスを提供する会社となりました。

無料プランと有料プランがあり、iPhone、Android、Windows、macOS、Linuxなど、様々なデバイスで利用できます。

Proton VPNの安全性

Proton VPNは、ユーザーのプライバシーを保護する、信頼性の高いVPNの一つと見なされています。その理由をご紹介します。

スイスに拠点

Proton AGの本社はスイスにあります。

スイスには「DSG(Datenschutzgesetz)」という、個人情報の取り扱いに関する、厳しいデータ保護法があります。

一方で、インターネットサービス事業者にログを保存する義務は課せられていません。

これにより、ユーザーのプライバシーを守りつつ、ログを全て破棄するというノーログポリシーを、合法的に運用することができます。

またスイスは、アメリカやEUの監視体制から、独立性を保っています。

Secure Core

上記は本社の話ですが、「Secure Core」という、スイスやアイスランドといったプライバシーを重視する国に設置されたVPNサーバーを入口とし、二重にVPN接続することで、より安全性を確保する機能を持っています。

これにより、出口のVPNサーバーが押収されたとしても、入口のSecure Coreサーバーまでは手を出せないので、ログを辿れないということになります。

オープンソース

Proton VPNのアプリはオープンソースで公開されており、誰でも検証できるようになっています。

第三者による監査

またProton VPNは、毎年第三者による監査を受け、ノーログポリシーで運用されていることを証明しています。

Proton VPN’s no-logs policy confirmed by an external audit

Proton VPNの機能と料金

Proton VPNの料金プランをご紹介します。

Proton AGは、VPNの他に、メールやストレージなど、いろいろなサービスを展開しています。それぞれ個別に料金設定されていますが、「Unlimited」でまとめて利用することもできます。ここではVPNを軸に、簡単にご紹介させていただきます。

また、ファミリープランやビジネスプランなどもありますが、こちらも割愛させていただきます。

種類項目FreeVPN PlusUnlimited
VPN料金無料1,600円/月
9,600円/1年
17,200円/2年
(1€=160円で概算)
2,100円/月
19,200円/1年
30,700円/2年
接続デバイス数11010
サーバー数8ヵ国110ヵ国以上110ヵ国以上
通信量無制限無制限無制限
ノーログポリシー
高速サーバー
高速P2P
高速ストリーミング
広告・マルウェアブロック
Secure Core
スプリットトンネル
カスタムDNS
LAN接続
Tor over VPN
キルスイッチ
DNSリーク防止
メールメールアドレス1115
独自ドメイン3
カレンダーカレンダー数325
ドライブストレージ容量
(メールと共有)
5GB6GB500GB
パスワード保存数無制限無制限無制限
2FA認証

無料版のサーバー選択はガチャ式

ほとんどの無料VPNサービスでは、通信量の制限があるか、接続サーバーを選択できないかのどちらかです。

それをProton VPNでは、無料プランでも通信量無制限で、接続サーバーも選択できる……

と思いきや、手動選択ではなく、ガチャ式です。

また、プラン説明には8ヵ国と書かれているのですが、私が試したときは以下の5ヵ国のみでした。

  • 日本
  • オランダ
  • ポーランド
  • ルーマニア
  • アメリカ

基本的には日本サーバーに接続され、変更ボタンを押すと別サーバーに接続を試みる、ということのようです。(どのようにサーバーが選ばれるのかは不明)

なお、連続して変更はできず、1分30秒のクールダウンがあります。

無料版Proton VPNの使い方

Proton VPNのアカウント作成から、インストール方法、接続サーバーの変更までをご案内します。

プロトン

アカウント作成

Protonアプリをインストールする前にアカウント登録をしておいた方が簡単です。なお、Androidの場合はアカウント登録なしで使用できました。

ブラウザで「公式サイト」にアクセスし、「アカウントを作成」をクリックします。

Proton VPN 無料アカウント登録 1

無料プランの場合、分かりにくいのですが、右下の「Proton Freeを利用する」をクリックします。

Proton VPN 無料アカウント登録 1

再度課金の案内が出るので、「Continue with free」をクリックします。

Proton VPN 無料アカウント登録 3

メールアドレスを入力し、「Proton VPNの利用を開始する」をクリックします。

Proton VPN 無料アカウント登録 4

パスワードを入力し、「このパスワードで続行する」をクリックします。

Proton VPN 無料アカウント登録 5

後は、メールで届く認証URLをクリックすれば、アカウント登録完了です。

ダウンロード

Proton VPNのアプリは、以下からダウンロードできます。

Windows

ダウンロードしたファイルを実行します。

初期設定で日本語になっているので、そのまま「OK」をクリックします。

Proton VPN Windows インストール 1

スタートメニューフォルダーを指定し、「次へ」をクリックします。

Proton VPN Windows インストール 2

デスクトップにアイコンを作成するかと、Proton Driveをインストールするかを聞かれます。

必要に応じてチェックを外し、「次へ」をクリックします。

Proton VPN Windows インストール 3

内容を確認し、「インストール」をクリックします。

Proton VPN Windows インストール 4

インストールが完了したら、ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

「起動時に開始して接続」のオプションにご注意ください。

Proton VPN Windows インストール 5

最初は日本サーバーに接続されていると思います。

変更したければ「サーバーを変更する」をクリックします。手動で選択できるわけではなく、ガチャです。

Proton VPN Windows インストール 6

iOS

アプリを起動し、「アカウントを作成」か「サインイン」をタップします。

Proton VPN iOS インストール 1

接続するには、「最速」の横にある「電源ボタン」をタップします。

Proton VPN iOS インストール 2

初回は、VPN構成の追加を求められるので、「許可」をタップします。

Proton VPN iOS インストール 3

分かりにくいのですが、サーバーを変更するには、接続完了と書かれている「紫色のバー」をタップします。

Proton VPN iOS インストール 4

自動的に別サーバーに接続されます。

Proton VPN iOS インストール 5

Android

Androidの場合は、アカウント登録の必要がなく、ゲストとして開始できました。

Proton VPN Android インストール 1

そして、「サーバーを変更する」をタップすれば、サーバー変更されると思うのですが、何回やっても日本サーバーに接続されました。

ゲストではなく、サインインしても同様です。

WindowsやiOSでは、毎回別の国に接続されていました。

これが、タイミングの問題なのか、Androidの仕様なのか、何かしらの不具合なのかは不明です。

Proton VPN Android インストール 2

通信速度

fast.comで、通信速度を比較しました。

VPN接続する前は、440Mbpsでした。

Proton VPN 通信速度 接続前

日本サーバーに接続したところ、260Mbpsでした。

日本サーバーとは言え、無料で、通信量の制限がなくてこの速度は、ちょっと規格外です。

Proton VPN 通信速度 日本サーバー

オランダサーバーに接続しても150Mbpsでした。

これは凄いですね。

Proton VPN 通信速度 オランダサーバー

使ってみた感想

無料のVPNサービスでこの通信速度は圧倒的ですね。

地域制限の回避の必要がなく、日本のVPNサーバーで十分という方は、もうコレでいいんじゃないかなというところです。

また、ガチャを回せば「アメリカ」「オランダ」「ポーランド」「ルーマニア」にも接続されるので、それを狙うのもいいかもしれません。

ただし、1分30秒待たないと変更できないのと、Androidでは接続できないかもしれないことにご注意ください。

もちろん気に入れば、有料登録するのもいいと思います。海外のVPNレビューサイトを見れば、ほぼトップ5には入ってきているので、間違いはありません。

無料版ProtonVPNの使い方まとめ

ポイント

  • Proton VPNは、スイスに拠点を置く、高性能で匿名性の高いVPNサービス
  • 無料版でも通信量無制限で使える
  • 無料版でも、5つの国のサーバーに接続できるが、手動選択ではなくランダム
  • 無料版でも、かなりの高速通信が可能
  • 地域制限の回避の必要がなく、日本サーバーでOKという方には、無料版でも十分使える

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