PimEyesは、似た顔写真の画像を検索できるサービスですが、かなりの高額のため個人利用は難しいです。この記事では、無料で使えるPimEyesに似たサイトを7つご紹介します。
PimEyesは無料で何度も使える?
PimEyesの機能と料金、基本的な使い方、無料お試しを何度も使う方法についてご紹介します。
PimEyesとは
「PimEyes」とは、顔認識技術を使用して、アップロードした顔画像と似た画像が掲載されているサイトを検索することができる、逆画像検索エンジンです。
自分の顔写真が流通しているかを調べたり、著名人のブランド管理などに使用できます。
基本的には有料サービスです。
PimEyesの料金
PimEyesの利用料金をご紹介します。
機能 | Onetime | Open Plus | Protect | Advanced |
---|---|---|---|---|
料金 | 2,677円/回 | 5,357円/月 51,422円/年 | 7,142円/月 68,568円/年 | 53,581円/月 514,379円/年 |
使用回数 | 1回 | 25回/日 | 25回/日 | 無制限 |
PimEyesアラート | ー | 3件 | 15件 | 500件 |
掲載サイトへのアクセス | ○ | ○ | ○ | ○ |
詳細検索 | ー | ー | ー | ○ |
PimEyesアラートとは、新たに一致する画像が確認できた際に、メールやダッシュボードでアラートを受け取れる機能です。
なかなかのお値段がしますので、個人で利用している人はあまりいなく、完全にビジネス用途と言えるのではないでしょうか。
PimEyesの使い方
PimEyesは有料サービスですが、無料でのお試しも可能です。
今回はテストとして、無料で使える写真素材を配布しているphotoACに掲載されている女性モデルの画像を使用させていただきました。無料なので、いろいろなサイトで使われているのではないかという予想です。
ブラウザで「https://pimeyes.com/」にアクセスし、写真をアップロードします。
オプションを選択し、利用規約の同意にチェックを入れます。
「常時」をクリックすれば、過去にアップロードされた期間を指定して検索することができます。
「安全に検索」は、アダルトコンテンツを除外することができます。
「詳細検索」を利用するには、Advancedプランの契約が必要です。
187件の一致する画像が確認できました。
かなり高い精度で、同一人物と思われる画像が抽出されています。
背景がぼかされているのは無料プランのためです。
画像をクリックすると、掲載されているWebサイトへ飛ぶことができるのですが、無料プランでは制限されています。
PimEyesを無料で何度も使う方法
無料での検索は10回まで利用することができます。
これはクッキーによって管理されているようなので、クッキーを削除したり、ブラウザを変更したりすれば、何度でも利用できます。
ただし、画像にモザイクが入っていたり、掲載サイトに移動できなかったりと、本来の機能は制限されているので、意味があるかは微妙なところです。
どの程度流出しているかの目安にはなるでしょう。
無料でかなり使えるPimEyesの代替サービス 4選
PimEyesに似たサイトで、そこそこ使えるものを4つご紹介します。
Yandex
「Yandex」は、ロシアの大手検索エンジンで、ロシア版Googleと言ったところです。
逆引きの画像検索もでき、こちらもかなりの精度で似た画像を抽出することができます。
ただし、顔認識ではなく、全体として似た画像なので、他人が多く含まれます。
Bing
「Bing」は、マイクロソフトが提供している検索エンジンです。
画像での逆画像検索も可能です。
こちらも顔認識ではなく、全体として似た画像となりますが、特徴はよく捉えていると思います。
Yandexに比べて、日本のサイトも多くなっています。(検索オプションによるのかもしれません)
「Pinterest」は、自分が気に入った画像を整理したり、共有したりできるサービスです。
検索エンジンではないのですが、画像をアップロードすれば、似た画像をおすすめ表示してくれます。
目的によっては、こちらの方が向いているという場合もあるかもしれません。
オプション設定で非公開にしないと、他人と共有されることにご注意ください。
FaceCheck.ID
「FaceCheck.ID」は、SNSを中心に、似た顔写真を検索できるサービスです。
おそらく別人ではあるのですが、似たタイプのユーザーアカウントが多数抽出されます。
PimEyesと同じで、検索結果のリンクに飛ぶには、有料プランの購入が必要となります。
ですから、無料ではないのですが、かなり強力なので、ご紹介させていただきました。
無料だけどあまり使えないPimEyes代替サービス 3選
PimEyesに同じように逆引き画像検索ができますが、精度はいまいちというサービスを3つご紹介します。
Google・Googleレンズ
「Google」でも画像の逆引き検索はできるのですが、人物に関する検索は制限されており、ほとんど表示されません。
アプリのGoogleレンズも同様で、こちらは検索結果0件となりました。
余談ですが、Googleがどの程度正確に画像認識できるのかということを示す、「They see your photos.」というサービスがあります。これを見ると、あまりにも強力すぎるので封印しているようにも思えます。
Googleが画像をどのように認識しているかを確かめることができる「They see your photos.」
2024/12/12 Google
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TinEye
「TinEye」は、世界最初の逆画像検索エンジンとして知られています。
ただし今回は、Adobe Stockの結果しか表示されませんでした。
別の画像でも試してみたのですが、完全一致した場合のみ表示されるようで、似た画像には向いていないのかもしれません。
また、検索データベースの範囲が限定されているようで、インターネット全体には対応していないように思えました。
SauceNAO
「SauceNAO」は、イラストに特化した逆画像検索エンジンです。
イラストの出典を明らかにするというのが本来の使い方のようなのですが、明らかに有名なイラストを入れてもヒットしなかったので、PixivやDanbooruがソースとなる画像にしか使えないのかもしれません。