ベネズエラ政府が、イーロン・マスク氏の発言に反発し、Xを10日間禁止する処分を決定しました。
ベネズエラ大統領がXを10日間禁止しるよう命じる
2024年8月10日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolás Maduro)大統領は、X(旧Twitter)を10日間ブロックするように命じました。
ベネズエラでは、2024年7月28日に大統領選挙が行なわれ、ニコラス・マドゥロ氏が再選を果たしました。
これに対し、欧米諸国やラテンアメリカ諸国は、不正選挙だと強く非難しました。
特に、イーロン・マスク氏のX上での発言がSNSを中心に広まったことから、今回の禁止措置につながったと見られています。
なおこの10日間が、処罰としての一時的な禁止なのか、10日間のうちにX社に対応を求めているのかはっきりしておらず、その後どうなるのかは不明です。
ニコラス・マドゥロ大統領は、WhatsApp、Instagram、TikTokなども批判しており、WeChatの利用を推奨しています。
President Nicolás Maduro orders 10-day ban on social network X in Venezuela (EFE)
Venezuela’s Maduro blocks X access in country for 10 days (THE KATHMANDU POST)
ベネズエラのインターネット事情
ベネズエラのインターネット環境は、ほぼ国営企業であるCANTVによって提供されています。
CANTVは、インターネット上のコンテンツを検閲し、反政府的なコンテンツをブロックしています。
ユーザーは、VPNを使用してこれらの規制を回避していますが、VPNも制限されることがあり、ますます厳しくなってきています。