VPNブラウザ おすすめ5選 無料で使える・信頼性で厳選

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VPNブラウザ おすすめ5選 無料で使える・信頼性で厳選

2024年4月29日

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VPNを使いたいけど、アプリのインストールや設定が面倒くさい。そんな方におすすめなのが、VPN機能を内蔵したブラウザです。

ブラウザをインストールするだけで、すぐにVPNが使えます。

この記事では、信頼性の観点から厳選したVPN内蔵ブラウザを5つ紹介します。また、機能は便利でも注意が必要なブラウザについても正直にまとめました。

この記事で分かること

  • 信頼性で厳選した、VPN搭載ブラウザ 5選
  • 注意が必要なVPNブラウザ 3選(理由つき)
  • VPNブラウザとVPNアプリの違い
  • 用途別の選び方

VPN内蔵ブラウザとは? VPNアプリとの違い

VPN内蔵ブラウザとは、VPN機能があらかじめ組み込まれたWebブラウザのことです。

通常のVPNアプリは、インストールして設定した後、アプリを起動して接続する必要があります。

一方、VPN内蔵ブラウザは、ブラウザを開いてVPNをONにするだけです。専用アプリを別途インストールする必要がありません。

VPNアプリとの違い

項目VPN内蔵ブラウザVPNアプリ
導入の手間ブラウザを入れるだけ別途アプリのインストールと設定が必要
保護される範囲ブラウザ内の通信のみOS全体の通信
費用基本無料多くは有料
接続できるサーバー少ない(1~数カ国)多い(数十~100カ国以上)
速度遅めのものが多い高速なものが多い

最大の注意点は、VPN内蔵ブラウザはブラウザ内の通信しか保護しないということです。

他のアプリ(メール、ゲーム、SNSアプリなど)の通信は、VPNを通りません。

こんな人に向いている

  • VPNを試しに使ってみたい
  • ブラウザの閲覧履歴・追跡だけを防ぎたい
  • 設定が面倒なので手軽に使いたい
  • 海外のサイトにたまにアクセスしたい

VPN搭載ブラウザ おすすめ5選

信頼性を重視して厳選した5つをご紹介します。

比較表

ブラウザ対応OS無料で選べる国通信量制限特徴
BraveiOS
Android
Windows
Mac
なし(VPNは有料)なし広告・トラッカーブロックが強力
OperaiOS
Android
Windows
Mac
1カ国(自動)なし設定が簡単。
中国資本であることに注意
EdgeWindows1カ国(自動)5GB/月Windowsに標準搭載
Avast Secure BrowseriOS
Android
Windows
Mac
日本のみなしセキュリティ特化
Tor BrowserAndroid
Windows
Mac
多数(ランダム)なし最高水準の匿名性

なお、FirefoxにもVPN機能が追加されましたが、2026年3月時点では日本は対象外です。日本在住の方は現時点では利用できません。

Brave

Brave(ブレイブ)」は、プライバシー保護を最大の特徴とするWebブラウザです。

広告ブロック・トラッキング防止機能が標準搭載されており、他のブラウザより安全にWebを閲覧できます。

VPN機能は「Brave VPN」として有料提供されていますが、Braveブラウザ自体は無料で使えます。

目的がプライバシー保護であれば、VPNなしでも、まずは試してもらいたいブラウザです。

Brave VPNの特徴

  • Guardianが提供するVPNサービスを採用(実績ある第三者サービスとの連携)
  • 料金:月額9.99ドル(年払いで割引あり)

まずはVPNなしで使い始め、必要を感じたらVPNを追加するという使い方法がおすすめです。

Opera

Opera(オペラ)」は、1995年から開発されている歴史あるWebブラウザです。

VPN機能が無料で内蔵されており、「VPN」ボタンをクリックするだけで接続できます。

手軽さという点では最も優れたブラウザのひとつです。

注意点:Operaは中国資本

Operaは2016年に中国の「奇虎360」に買収されています。そのため、以下の懸念があります。

  • 中国政府の影響を受ける可能性がある
  • 2014年に奇虎360の子会社がウイルスをばら撒く自作自演をしたことが発覚している
  • Opera Softwareが悪質なローンアプリをリリースしていた実績がある

VPNはトンネリングによって通信内容を保護しますが、VPNサービスそのものを信頼できるかどうかは別の話です。

プライバシーや安全性を重視する方は、この点を念頭に置いてください。

「手軽さ優先」「通信内容が特に機密でない」という用途であれば許容範囲ともいえますが、過信は禁物です。

Edge

Edge(エッジ)」は、Microsoftが開発するWebブラウザで、Windowsに標準搭載されています。

無料のVPN機能(Microsoft Edge セキュアネットワーク)が内蔵されており、新規インストールなしで利用できます。

制限事項

  • 使えるのは1ヶ月5GBまで(容量追加の有料オプションはない)
  • VPN機能が内蔵されているのはWindows版のみ(iOS・Androidには非対応)
  • サイトごとにVPNのON/OFFを切り替える必要がある

EdgeのVPNを有効にする方法

  1. EdgeでMicrosoftアカウントにサインインする
  2. 右上の「…(設定など)」→「設定」を開く
  3. 「プライバシー、検索、サービス」から「セキュリティで保護されたネットワーク」を探してONにする

毎日少し使う程度であれば5GBで足りますが、動画を見るとすぐに上限に達します。

「とにかく新しいものを入れたくない」Windows PCユーザーに向いています。

Avast Secure Browser

Avast Secure Browser(アバスト)」は、アンチウイルスソフトで有名なAvastが開発するWebブラウザです。

VPN機能が内蔵されており、無料で接続できるサーバーは日本のみです。

有料プランに加入すると、36ヶ国のサーバーに接続できるようになります(2,480円/年)。

すでにAvastのセキュリティソフトを使っている方には、統合的に扱えるのでおすすめです。

ただし、アプリ内で頻繁に課金を促す通知が表示されるため、やや煩わしく感じることがあります。

Tor Browser

Tor Browser(トーア)」は、厳密にはVPN内蔵ブラウザではありませんが、VPNより高度な匿名性を実現するブラウザです。

Torネットワークの仕組み

Torは独自のネットワークを経由します。

世界中に数千あるTorサーバーのうち、ランダムな3つを経由することで、通信元の追跡を極めて困難にします。

VPNはVPN会社の1つのサーバーを経由するだけなので、VPN会社が通信ログを保持していれば追跡可能です。

しかしTorは3つのノードを分散経由するため、1箇所が情報を持ったとしても追跡は困難です。

デメリット

  • 通信速度がとても遅い
  • 出口ノードの国を選べない(地域ブロック回避には不向き)
  • iOS向け公式アプリは存在しない

iPhoneユーザーは、Mike Tigas氏が開発した「Onion Browser」を使えば、Torネットワークに接続できます。

Tor Browserは営利企業に所属せず、オープンソースで開発されているため、透明性の高さが特徴です。

プライバシーを最優先にするなら最有力の選択肢です。

注意が必要なVPNブラウザ 3選

機能面では魅力的でも、信頼性や透明性に疑問点があるブラウザを3つ挙げます。

使う場合はリスクを理解した上で判断してください。

Epic Privacy Browser

Epic Privacy Browser」は無料で7ヶ国のサーバーを選べる点が魅力的ですが、以下の点に注意が必要です。

  • 開発元のHidden Reflex(インド)に関する情報が少なく、第三者による独立した監査の実績が確認できない
  • 「VPN」と名乗っているが、実態はHTTPプロキシであり、厳密にはVPNではない(暗号化の強度が異なる)
  • プライバシーポリシーの透明性が低い

「無料で国を選べる」という点はこのカテゴリでは希少ですが、その通信を誰が管理しているか不明確である以上、プライバシー目的での利用は推奨しにくいです。

iTop Private Browser

iTop Private Browser」は無料で5ヶ国を選べるWindows専用ブラウザですが、以下のリスクがあります。

  • 開発元のiTop Softwareは中国系企業との関係が指摘されている
  • iTop VPNはセキュリティ研究者から不審なソフトウェア(PUP)として報告された事例がある
  • 独立した第三者監査なし

中国資本という点ではOperaと同様ですが、Operaと比べて知名度・実績ともに低く、信頼性の根拠に乏しい状態です。

Aloha Browser

Aloha Browser」はスマホ向けで手軽に使える反面、以下の懸念があります。

  • 内蔵VPNはAloha自身が運営するものではなく、第三者のプロキシサービスを利用している
  • プライバシーポリシーにユーザーデータの収集・商業利用が記載されている
  • 独立した第三者監査なし
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VPNブラウザの選び方

利用できるOSで選ぶ

ブラウザiOSAndroidWindowsMac
Brave
Opera
Edge△(5GB制限)
Avast Secure Browser
Tor Browser△(非公式)

iPhoneの場合は、Brave・Opera・Avast Secure Browserが選択肢となります。

iPhoneでTorを使いたい場合は「Onion Browser」アプリを利用してください。

接続できる国で選ぶ

ブラウザ無料で選べる国数有料プランの料金
Braveなし(VPNは有料)9.99ドル/月
Opera1ヶ国(自動)48ドル/年(30ヶ国以上)
Edge1ヶ国(自動)なし(5GB上限)
Avast Secure Browser1ヶ国(日本)2,480円/年(36ヶ国)
Tor Browser多数(ランダム)完全無料

無料の範囲では、いずれも接続先を自由に選ぶことはできません。

特定の国のサーバーを選びたい場合は、VPNアプリを検討してください。

セキュリティ・プライバシーで選ぶ

プライバシー保護を重視するなら、Tor Browserが最も信頼性が高いです。

ただし速度が非常に遅く、表示できないサイトも多いため、実用性とのトレードオフがあります。

日常使いであれば、広告・トラッカーブロックが強力なBraveを使い、必要なときだけ有料VPNを契約するのが最もバランスが取れています。

Chrome拡張機能のVPNとの違い

「VPNはChromeの拡張機能で入れればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

確かに、ChromeやFirefoxにはVPN機能の拡張機能がありますが、いくつかの違いがあります。

項目VPN内蔵ブラウザChrome拡張VPN
導入ブラウザをインストールするだけ拡張機能を別途インストール
信頼性ブラウザに統合されている拡張機能の品質にばらつきがある
無料の選択肢多い無料のものはログ保持リスクが高い傾向
速度拡張機能と同程度拡張機能に依存

無料のVPN拡張機能には、通信ログを収集・販売しているものが多く存在します。

拡張機能を選ぶ際は、プライバシーポリシーの確認が必要です。

また、最初は問題なかったのに、アップデートで悪質な機能が組み込まれることもあります。

ストアはアップデートまで検証していないので、認証マークもついたままです。

信頼性を考えると、出どころの怪しい拡張機能よりも、出どころが明確なブラウザの方が安心して利用することができます。

VPN内蔵ブラウザの注意点

ブラウザ外の通信は保護されない

VPN内蔵ブラウザは、そのブラウザ内の通信しか保護しません。

スマホのSNSアプリ、メールアプリ、ゲームなど、他のアプリの通信はVPNを通りません。

カフェなどの公衆Wi-Fiで、すべての通信を保護したい場合は、VPNアプリが必要です。

使いにくさがある

スマホの場合、別のアプリに切り替えた際にVPN接続が切れることがあります。

また、現在VPNが有効かどうか、分かりにくいブラウザも多いです。

通信全体を常にVPNで保護したい方は、VPNアプリの方が使い勝手が良いです。

より確実に使うならVPNアプリ

VPN内蔵ブラウザは、お試しとしては優れていますが、本格的な使用にはVPNアプリの方が向いています。

  • OS全体の通信を保護できる
  • 接続できる国が多い(数十〜100ヶ国以上)
  • 高速なサーバーを使える
  • 接続状態が分かりやすい

NordVPN

NordVPN」は、世界111ヶ国・6,000台以上のサーバーを持つ大手VPNサービスです。

二重VPN、プライベートDNSなど高度なセキュリティ機能を備えています。

MillenVPN

MillenVPN」は、日本のアズポケット株式会社が運営するVPNサービスです。

日本語サポートがあり、海外サービスへのアクセスにも実績があります。

数日単位のワンタイムプランがあるため、旅行や出張など短期利用にも向いています。

よくある質問

VPNブラウザは本当に安全ですか?

ブラウザによって安全性は大きく異なります。

Operaは中国資本のため信頼性に懸念があります。

Avast Secure Browserはセキュリティ企業が開発しており比較的信頼性があります。

Tor Browserはオープンソースで開発されており、最も透明性が高いです。

いずれも、VPNを提供している会社の方針やログ保持の有無を確認した上で使用することをおすすめします。

スマホ(iPhone・Android)でも使えますか?

Brave、Opera、Avast Secure BrowserはiOSとAndroidの両方に対応しています。

iPhoneでTorを使いたい場合は、「Onion Browser」アプリを利用してください。

完全無料でVPNブラウザを使えますか?

Opera、Avast Secure Browser、Tor Browserは通信量制限なしで完全無料で使えます(Edgeは月5GB制限あり)。

ただし、無料のブラウザVPNは接続先の国を選べないものがほとんどです。

VPN内蔵ブラウザとVPNアプリはどちらがいいですか?

手軽さを求めるならVPN内蔵ブラウザ、本格的に使うならVPNアプリです。

VPN内蔵ブラウザはブラウザ内の通信しか保護されません。

すべての通信をVPN経由にしたい場合は、NordVPNなどのVPNアプリを使ってください。

ブラウザ拡張機能のVPNとVPNアプリはどちらがいいですか?

特別な事情がない限り、VPNアプリの方をおすすめします。

真っ当なVPNサービスは、VPNアプリと拡張機能の両方を提供していることが多いです。

しかし、アプリの方が高機能なので、あえて拡張機能で利用する理由がありません。

拡張機能のVPNを利用するのは、ブラウザだけの通信を保護したい、アプリをインストールできないが拡張機能なら可能など、特別な状況に限られると思います。

まとめ

目的おすすめ
プライバシーを最優先にしたいTor Browser
手軽にプライバシーを高めたいBrave
iPhoneで手軽に使いたいBrave、Opera
Windowsで追加インストールなしで使いたいEdge
セキュリティソフトと統合したいAvast Secure Browser

VPN内蔵ブラウザは、手軽にVPNを体験するのに最適な手段です。ただし、保護されるのはブラウザ内の通信のみであることを忘れないでください。

また、どのブラウザを選ぶにしても、開発元の信頼性は確認しておくことをおすすめします。「無料で多機能」なものほど、裏側でデータを活用しているリスクがあります。

すべての通信を保護したい、接続できる国を増やしたい、という方は、月数百円から使えるVPNアプリの利用を検討してみてください。

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