「VPN Lumosの3日間無料トライアルを解約したい」「ダウンロードしてしまったが、本当に安全なのか心配」という方に向けて、この記事ではiOSとAndroidそれぞれの解約手順をスクショ付きで丁寧に解説します。
あわせて、VPN Lumosの運営元や料金体系、ノーログポリシーなどを調べてわかった安全性に関するいくつかの懸念点もまとめました。結論からお伝えすると、VPN Lumosは継続利用をおすすめできるサービスではありません。解約後に乗り換える先として、無料プランから始められて第三者監査も受けている安全なVPNも紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
- VPN Lumosは何が危険か
- インストール・アンインストール方法
- 無料トライアル期間の解約方法
VPN Lumosは安全?
VPN Lumosの概要と懸念点について解説します。

VPN Lumosとは
「VPN Lumos」とは、ベラルーシに拠点を置くLumos社が提供しているVPNサービスです。
iOSとAndroidアプリが利用できます。WIndowsやmacOS版はありません。
基本的には有料ですが、3日間の無料トライアル期間がついています。
「Lumos(ルーモス)」とは、ハリー・ポッターに登場する、杖から光を出して周囲を明るく照らす呪文のことです。
ベラルーシって大丈夫?
ここで気になるのが、運営会社がベラルーシにあるという点です。
一般的にVPNは、セキュリティやプライバシー保護が重要となるため、スイスやパナマなど、政府からの圧力がかかりにくい国に本社が置かれることが多いです。
それに対してベラルーシは、国家主導で強力な検閲を実行しています。また、ロシアとも緊密な関係にあります。
ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists、CJP)が2019年に発表した「最も検閲されている国トップ10」では、ベラルーシは第9位となっています。
- エリトリア
- 北朝鮮
- トルクメニスタン
- サウジアラビア
- 中国
- ベトナム
- イラン
- 赤道ギニア
- ベラルーシ
- キューバ
ベラルーシは、VPNサービスの拠点としては、最もふさわしくない国の一つと言えるのではないかと思います。むしろ、政府管轄のサービスなのではないかという疑いもあります。
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ノーログポリシーではない
VPNは、暗号化とトンネリングによって第三者が通信内容を盗み見ることができないようにしますが、VPNサーバーにはその接続記録が残ります。そのため多くの商用VPNサービスは、ノーログポリシーと言って、接続記録を全て破棄する運用により、ユーザーのプライバシーを守っています。
ここで問題となるのが、本当にノーログなのかは確かめようがないということです。ノーログポリシーと言いながらも、裏で情報を販売しているVPNサービスが多くあると噂されています。
そしてVPN Lumosは、最初からノーログポリシーではありません。「データは適切に保護しますよ」という一般的なプライバシーポリシーはありますが、破棄するとは言っていません。
嘘をついていないだけマシと言えるかもしれませんが、わざわざノーログポリシーではないVPNを利用することもないでしょう。
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料金が高すぎる
VPN LumosのiOS版の価格は以下のとおりです。
- 1週間:1,000円
- 1年間:7,000円(583円/月)
1年プランの価格は普通ですが、1週間が高すぎます。
これは、3日間の無料トライアル期間が過ぎた後の、解約忘れを狙っているものと思われます。
他にも怪しいところがいっぱい
他にも怪しい点は多々あります。
例えばこちらは、App Storeのアプリ紹介ページの画像ですが、自社アプリの紹介をするのに、他社コンテンツに乗っかりすぎじゃないですか、と思うわけです。
下記で、実際にインストールしながら解説をしていきますが、「何だこれは?」「こんなの初めて見た!」の連続でした。
Proton VPNと比較するとどう違うのか
| 項目 | VPN Lumos | Proton VPN |
|---|---|---|
| 拠点 | ベラルーシ | スイス |
| ノーログポリシー | なし | あり (第三者監査済) |
| 無料プラン | なし (3日間のトライアルのみ) | あり |
| 料金 | 1,000円/週 7,000円/年 | 数百円~/月 |
| 対応OS | iOS Android | iOS Android Windows macOS Linux |
| プロトコル | OpenVPN Thestral(独自、詳細不明) | OpenVPN WireGuard IKEv2 |
| ソースコード | クローズド | オープン |
| 広告ブロック | なし | あり |
価格は2024年8月時点のものです。最新の価格は公式サイトでご確認ください。
VPN Lumosのインストールと使い方
VPN Lumosアプリのインストール方法を、注意点を混じえながら解説します。

iOS
App StoreからVPN Lumosアプリをインストールします。
アプリを起動すると、「"VPN Lumos"が他社のアプリやWebサイトを横断してあなたのアクティビティをトラッキングすることを許可しますか?」という確認が表示されます。
私はいろいろなVPNアプリを触っていますが、この表示がされたのは初めてだと思います。びっくりしました。
もちろん、「アプリにトラッキングしないように要求」をタップします。
次にプランが表示さるのですが、とても分かりにくいので注意が必要です。
最初は、年間プランが選択されています。
「無料トライアルを有効にする」をオンにすると、週間プランの方に自動でチェックが入ります。
これは、3日間の無料トライアル期間を過ぎると、自動的に毎週1,000円課金されるということです。
1週間のワンタイムならともかく、サブスクリプションとしては、詐欺レベルに高いです。
支払処理を済まし、「OK」をタップします。
通知の案内が表示されます。
普通は、通知を「受け取る」「受け取らない」が選択できますが、「受け取る」のボタンしかありません。
受け取らない場合は、左上の「✕」をタップします。
アプリが使える状態になりました。
中央のスイッチをオンにすればいいのは分かりますが、画面下に、他のVPNアプリでは見たことがない項目が並んでいます。
タップしてみると、有名なアプリが並んでいますが、意図がよく分かりません。アフィリエイトリンクか何かでしょうか。
好意的に捉えるならば、映画&テレビならば、ストリーミングに適したサーバーが自動選択される、ということだと思います。
設定できる項目はほとんどなく、選択できるVPNプロトコルは、一般的によく使われている「OpenVPN」と、謎の「Thestral」という2つのみです。
OpenVPNがダメという訳ではありませんが、最近のモダンなVPNアプリは、IKEv2やWireGuardに対応していることがほとんどなので、OpenVPNのみというのは珍しいです。
「Thestral」は、Lumosが独自開発したプロトコルと思われますが、詳細は一切不明です。
ちなみに「Thestral(セストラル)」とは、ハリー・ポッターに登場する、死を見たことのある人間にだけ見える、翼を持った馬のような魔法生物です。
「Lumos」といい、開発者にハリー・ポッターファンがいるのでしょう。
Android
Play StoreからVPN Lumosアプリをインストールします。
アプリを起動すると、プラン選択画面が表示されます。
iOSの時と同じ用に、無料トライアルをオンにして、「3日間無料で試す」をタップします。
「定期購入」をタップします。
ここで急にアンケートが表示されます。
「なぜVPNが必要なのですか?」って「なぜそれを知りたいのですか?」と聞き返したいです。
好意的に捉えるならば最適なVPNサーバーを選択するためということなのでしょうが、意図を書いてほしいです。
適当に選択して、「次へ」をタップします。
同様に「次へ」をタップします。
「目標に合わせて構成しています」ということですが、そんなに構成する要素もない気がするんですけどね……
「次へ」をタップします。
後はiOSとほぼ同じです。
ちなみにゲームをタップするとこういう画面です。

初回は接続の許可が必要となりますので、「続行」をタップします。
「OK」をタップします。
通信速度
fast.comで通信速度を測定しました。
VPN接続する前は、480Mbpsでした。
「最速のサーバー」に接続したところ、96Mbpsとなりました。こちらはシンガポールサーバーでした。
手動でアメリカサーバーに接続したところ、150Mbpsとなりました。こちらの方が速いじゃん……というのは、まぁいいでしょう。
有料のVPNサービスとしては、普通くらいだと思います。
VPN Lumosの無料トライアルの解約とアンインストール方法
iOS、Android別に、無料トライアルの解約方法と、アプリのアンインストール方法を解説します。

iOS
サブスクリプションの解約
App Storeを開き、右上の人物アイコンをタップします。
「サブスクリプション」をタップします。
「VPN Lumos」をタップします。
「無料トライアルをキャンセルする」をタップします。
「確認」をタップします。
キャンセルされたことを確認します。
アンインストール
VPN Lumosアプリのアイコンを長押しし、「アプリを削除」をタップします。
「削除」をタップします。
VPN構成の削除
アプリを削除すれば、VPN設定も削除されているはずですが、念のため確認します。
設定を開き、「VPN」をタップします。
ここに「OpenVPN(VPN Lumos)」のような設定が残っていたら、「VPNを削除」としてください。
Android
サブスクリプションの解約
「Play ストア」を開き、右上のアイコンをタップします。
「お支払いと定期購入」をタップします。
「定期購入」をタップします。
「VPN Lumos」をタップします。
「定期購入を解約」をタップします。
アンケートに答えて「次へ」をタップします。
「定期購入を解約」をタップします。
キャンセルされたことを確認します。
アンインストール
VPN Lumosアプリのアイコンを長押しして、「アンインストール」をタップします。
「OK」をタップします。
VPN構成の削除
アプリを削除すれば、VPN設定も削除されているはずですが、念のため確認します。
設定を開き、「ネットワークとインターネット」をタップします。
「VPN」をタップします。
VPN Lumosが残っていれば、右の歯車アイコンをタップします。
「VPNを削除」をタップします。
解約後、別のVPNに乗り換える方は、次の「解約後におすすめのVPN」もご覧ください。
解約後におすすめのVPN:Proton VPN
VPN Lumosを解約したあと、「結局どのVPNを使えばいいのか」と迷う方も多いと思います。プライバシー・透明性・コストのバランスで、現時点で最も推奨できるのが Proton VPN です。
Proton VPNを推奨する5つの理由
- スイス本社でスパイ監視同盟の管轄外:5 Eyes・9 Eyes・14 Eyes に加盟していないスイスに本社があり、データ開示要請に対する法的耐性が高い
- ノーログポリシーが第三者監査で証明済:監査結果が公開されているため「実際にログを取っていない」ことを技術的に検証可能
- クライアントがオープンソース:iOS・Android・デスクトップすべてのアプリのソースコードが公開され、不正な動作の有無を誰でも確認できる
- 無料プランがある:速度制限はあるが、Lumosの3日間トライアルと違って課金リスクなしで使い続けられる
- NetShield機能で広告とトラッカーを遮断:VPNと広告ブロックを1つのアプリで完結できる
料金プランの目安
| プラン | 機能概要 | 料金 |
|---|---|---|
| Free | 10カ国 1台 | 無料 |
| Plus | 140カ国以上 10台 | 年払いで500円/月程度 |
| Unlimited | VPN、メール、クラウドストレージ、パスワードマネージャーの全部入り | 年払いで1,200円/月程度 |
正確な料金は公式サイトでご確認ください。無料プランでもクレジットカード登録なしに利用できるため、Lumosで起きたような「うっかり課金」のリスクはありません。
まとめ VPN Lumosの安全性は?
記事のポイントをまとめます。
- VPN LumosはベラルーシのVPNサービス
- ベラルーシ政府は強力な検閲を行っているため、VPN Lumosへの影響も懸念される
- VPN Lumosはノーログポリシーを採用していない
- アプリ自体も不必要なユーザーデータを収集しているようにみえる
- 解約忘れの誤課金を狙っているようにもみえる
- アンインストールを推奨
VPN Lumosのようにノーログポリシーを採用していないVPNや、運営元の透明性が低いVPNは、無料・低価格であっても継続利用は推奨しません。プライバシー保護を目的にVPNを使うのであれば、Proton VPNのように第三者監査を受けたサービスを選ぶことが、結果的に最も低コストで安全な選択になります。











































