2026年9月21日〜9月27日のデジタルプライバシー関連ニュースをまとめてお届けします。
ヘッドライン
プライバシー・法律・政策
アイルランドDPCがGoogleに4億300万ユーロの制裁金を発表
アイルランドのデータ保護委員会(DPC)が、Googleの位置情報の処理がGDPRに違反していたとして、総額4億300万ユーロの制裁金を科したと発表しました。
対象期間はGDPRの適用が始まった2018年5月25日から2020年2月4日までで、処理の適法性と公正性を欠いていたこと、透明性の義務を果たしていなかったこと、位置情報を必要以上に長く保持していたことなどを違反と認定しました。
Googleは、今回の決定は過去の方針に関するものであり、2019年以降は位置情報の管理を大きく改善してきたと説明しています。具体的には、データの自動削除、タイムラインを端末内に保存する方式への移行、広告に使うデータの管理機能などを挙げています。
ただしGoogleには別の法定調査も進行中で、DPCはそれらも最終段階にあるとしています。
- Reuters:Irish privacy regulator fines Google €403 million over location data processing
- Data Protection Commission:Data Protection Commission fines Google €403 million following Inquiry into Google’s processing of location data
年齢確認・SNS規制
Discordが年齢確認の世界展開を開始
Discordは9月22日、延期していた年齢確認の世界展開を始めました。同社は2月に全ユーザーを対象とした年齢確認の導入を発表しましたが、ユーザーの強い反発を受け、2026年後半まで延期していました。今回の方式は当初案から大きく変わり、90%以上のユーザーには手動の年齢確認を求めない見込みだとしています。
新方式では、まずすべてのユーザーが「Adult(18歳以上)」「Teen(13〜17歳)」「Unconfirmed(判定に必要な情報が足りない)」の3つのグループに自動で振り分けられます。参加しているサーバーやコミュニティ、つながっているゲーム、活動しているチャンネルやサーバーの数、アカウントの作成時期などから推定され、メッセージや通話の中身は見ないと説明されています。
TeenやUnconfirmedに分類されると、フレンド以外からのDMはメッセージリクエストに回され、センシティブな画像はぼかしやブロックの対象になります。年齢制限付きのサーバーやチャンネル、ボットコマンドにも入れません。Teenの場合は、プロフィールやプレイ中のゲームといったアクティビティの公開範囲も、フレンドと小規模な共有サーバーのメンバーに限られます。
手動の確認が必要になるのは、Adult以外に分類されたユーザーが年齢制限付きのコンテンツにアクセスしようとしたときだけです。確認方法はクレジットカード、Apple App Store、Google Play、Google Wallet(一部の国のパスポートのみ)、AgeKey、動画セルフィー、身分証スキャンから、地域や端末に応じて選べます。
App StoreやGoogle Playを使う方法では、正確な生年月日ではなく年齢層だけがDiscordに渡ります。クレジットカードは外部事業者のk-IDとStripeを経由し、Discord側はカード情報を受け取らない仕組みとしています。
- Dexerto:Discord reveals age-check rollout with massive changes to how it works
- Discord:Safer for Teens, Same Discord for Adults
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